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人のもつやさしさと強さを表現する歌姫

金井 優佳について

6枚のアルバムと1冊のCDブックをリリース、現在も精力的に創作活動を続けている。既存のジャンルや枠にとらわれない豊かな表現力が魅力だ。
完全ひとりア・カペラ、ピアノソロ、スキャット、セリフ入りの楽曲——。
なかでも自分の声を多重録音する「完全ひとりア・カペラ」に強いこだわりを見せている。
Uは、人間のやさしさと強さを、マザー・テレサの生き方や日本の童謡のなかに見出した。
その思いは、ひとりア・カペラで自然の癒しの力を歌った「風・Beat Healing」や、オーロラの大きさと人間の存在の小ささを語っている「オーロラの中へ」、
身ごもった母が赤ちゃんに問いかけている「羊水の安堵感」に結実した。
ライブ活動でも、異分野のアーティストとの歌のコラボレーション、浜離宮朝日ホールで、弦楽四重奏を交えてのソロコンサート、
絵画と音楽を一つの空間で表現する「ギャラリーライヴ」にも挑戦している。
また、音楽の分野だけでなく、朗読や司会、東京臍帯血バンクの支援アーティスト(2014年3月迄)を務めるなど、さらに活動は広がっている。

歌への夢が大きく羽ばたき、人の心を癒し、
再生させる「治音(ちおん)」を創造

もうひとつの顔は、約16年間航空会社で客室乗務員をしていたことだ。
歌うことが大好きだったが、歌手になるなんて「夢の世界」だけ。
だから、飛行機の客室乗務員という、もうひとつの夢をかなえ、仕事にまいしんした。
たがある時、やっぱり本当の夢は歌うことだと気づいた。
仕事を続けながら、歌の勉強に必死で取り組み、2000年に「完全ひとりア・カペラ」のアルバム『原風景』でデビュー。
やさしさと強さを音楽で表現し、人の心を癒して再生させる「治音(ちおん)」の音楽を創る試みがスタートした。
そして2006年に航空会社を退社して人生にくぎりをつけ、マザー・テレサから触発された楽曲制作などの新たな歌の表現を模索しながら、
Uの歌の情熱はどんどんふくらんでいく。
オリジナル曲、JAZZから童謡まで、ジャンルにとらわれず幅広く歌い、東京近郊を中心に、年間150本以上のライブに出演している。

デビュー20周年を機に 2020年から
Uを改め 本名の 金井優佳 として活動を開始。